Sunday, October 4, 2015

【ネタバレ】10/03 「すべての犬は天国へ行く」観劇


もともと行く予定はなかったのです。
ですが、たまたま暇で、かつ知り合いが券を余らせていたために、急遽行こうと思い立ちました。

急遽思い立ったものなのでこの舞台に対する事前情報があまりに乏しく、単に乃木坂が出てる舞台、という認識しかありませんでした。

とりあえずAiiA Theater TOKYOに向かいながらホームページを見てると、
殺し合いの果てに男が一人残らず死に絶えた西部の町の古びた居酒屋。今や、来る客はいない。女達は途方に暮れて、ただ酒を飲む。二階の売春宿は商売あがったり。 やがて、奇妙な町のバランスは女達をひとり、またひとりと蝕んでゆく・・・。壊れた女たちの西部劇。シリアス・コメディーの最高傑作の本格演劇に乃木坂46が挑む。
と書いてあり、なるほど女性しか出てこない西部劇なのかと。
でも西部劇なんて見たことないけれど、楽しいのかなぁ?なんて思っていました。



AiiA Theater TOKYOは初めてだったのですが、思いのほか小さくてびっくりしました。
席は7列目でかつ真ん中よりということもあり、非常に見やすかったです。
オペラグラス(という名の天体観測用双眼鏡)の出番はありませんでした。

以降、舞台の感想に入っていきます。あらすじは出来る限り入れないのですが、ネタバレが多く含まれてはおりますのでご了承ください。



第1幕。

序盤からどんどん下ネタが入ってきます。
まぁそもそも売春宿のお話ですからおかしくはないのですが、一般的なアイドルをフィーチャーした舞台なんだろうと見込んでいた私にとっては、その時点から度肝を抜かれます。

そして強烈なキャラクターが2人。
井上小百合さんと桜井玲香さん。
本当に見ていて面白いし、強烈なキャラクターに見合った世界観を演じているのはさすがだなあと感心しきりでした。
「こんにちワンタンメン!」これは桜井さんと握手する機会があったら絶賛使いたいですね←

小ネタも多いし、メンバー間の関係性を見ていくのがとても面白いんです。
でもそうやっていろいろ笑えるようなやり取りが繰り返されるうちに、いつの間にメンバーが乱れている。

気付けば第1幕が終了する段階で多くの登場人物が死んでいるし、
各メンバー間の関係性が一筋縄ではないなあと改めて気付くし、
結局これは何のお話なんだろう?と謎が沸いてくるわけです。

楽しくみられるんだけれども、本筋の掴み辛い解釈の難しい物語だな、というのが第1幕を終えての私の感想でした。


休憩をはさみ、第2幕。

登場人物は、あたかも街に男がいるかのようにふるまうので、こちらも何が現実で何が虚構なのかが分からなくなってきます。果たして男がいない街という設定は本当なのだろうか?リトル・チビは男なのか?桜井さんは果たして一人二役なのか?それとも夫の姿に変装しているだけだったのか?
改めて考えてみると気付くことも多いわけですが、登場人物自体が相当にとち狂っているせいで、劇を見ている最中はこちらまでも何が現実かを見失い、錯乱してしまいます。
(敏感な人は、一度でからくりがわかるのかもしれませんが。)

劇中もっとも印象的だった部分は、井上さんが、店内での発砲を止めようと店に入る瞬間、ドアをぶち壊してしまうシーン。
結局発砲が行われ、人が死ぬのに、その井上さんの行動のせいで笑いがおきてしまう。
笑っている自分が不気味すぎて鳥肌が立ちました。なるほどこれが「シリアス・コメディー」なのかと。

物語の展開が終盤になると、徐々に各登場人物のキャラクターを捉えられるようになります。
なんとなくつかめるようになったかな?というところで登場人物はほぼ死に、最後は生首エンド。
この終わり方が最高に意味が分からない。


全て見終えて思ったこと。

①面白かったけれど、もう一度見ないとストーリーがわからない!一方同伴した知り合いは「もう一度見てもわかるきせーへん」と。確かにそうかもしれない…。
②各メンバーの演技があまりに上手い。これは予想外でした。平静を保っているときの表情と、狂っている時の表情の差も素晴らしかったですし、なにより演技が自然でした。
③テーマもセリフも世界観もなにもかも、一旦「乃木坂46」の冠は外して見るべきだということ。「アイドルの演劇」じゃなくて、「演劇」への挑戦なんでしょう。



消化不良感あるし、やっぱりもう一度見に行くべきなのかな…。
当日券もありますしね。

では。

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