Friday, November 20, 2015

神門沙樹さん卒業につき

プレミア12で日本は負けてしまいました。
ツイッターのタイムラインが荒れに荒れてました。

この采配がダメだったみたいな戦術の具体的内容に関する批判は見ていられるんですが、人格を否定する発言や、国粋主義ともとりうる感情論、野球とは何の関係もない脱税の件(※1)を今更持ち出して叩いたりする一部の発言には正直イラッとしました。

鬱憤が溜まった時の発言には気をつけなきゃなぁ、と自省するに至った次第です。

※1 小久保監督はかつて97年に発覚した脱税事件で、主犯格の一人として起訴され有罪判決を受けた。



さて、侍ジャパンが東京ドームで韓国と闘っている間、名古屋市の栄ではある一人の女性にスポットライトが当たっておりました。


神門沙樹さん。

今日は彼女の劇場最終公演でした。つまるところの卒業公演ってやつです。
握手会に参加しない彼女にとって、SKE48としての最後の表舞台でした。

今回はこの神門さんについて、思うところを書いてみようと思います。




2013年9月。
AKB48グループで「ドラフト会議」をやる、という話を聞く。

野球の好きな私は、「面白そうな企画だけど、野球界でいう甲子園や六大学野球みたいなものがないのに、盛り上がるのこれ?」などと思いながら、ネットでその模様が配信されるという話だったのでとりあえず見てみることにする。

当時の記憶はあまり定かではないのだが、

とにかく明るい横島亜衿、

とにかく美系な神門沙樹、

とにかくキャラの濃い須藤凜々花、

とにかく指名が感動的な惣田紗莉渚、

という感じでこの4人が強く印象に残っていたことは覚えている。

そしてドラフト会議終了後、Youtubeに上がっていたアピール動画を見返した唯一のメンバーが神門さんだった。
ビジュアルのみならず、島根出身という特異性や、圧倒的な自信のなさ、不思議な雰囲気など、ドラフト会議で知ったこれらの要素は、私が彼女に興味を持たせるのには十分すぎた。


ところがそれ以来神門さんを推していたかというと、そうではない。

当時の私は、いろんなメンバーが好きではあったものの、基本的には野中美郷さんに陶酔している。
そして私は当時、好きなメンバーであっても積極的に情報を集めたり現場に行ったりするという訳ではなかった。基本的に在宅だったし、受動的な態度をとっていた。
さらに、中堅推しの悲しい性かな、不必要に次世代メンバーを警戒していたのである。運営には推されてるし、新しいもの好きのミーハーなヲタクがハエのように飛び交ってるし、みたいな偏見すら抱いていた関係で、入ったばかりのメンバーを積極的に推そうという気にもならなかった。

即ち、神門さんについて情報に触れる機会を自ら逸していたのである。



転機は2014年9月。
野中美郷さんが4月に卒業し、その後もヲタ友との縁を切りたくなかったので新たな「神推し」を探していた時期。

私はK2公演に足を運ぶ。
事前に聞いていた出演メンバーはこうだった。

阿比留李帆・荒井優希・石田安奈・江籠裕奈・大場美奈・加藤智子・北野瑠華・木下有希子・惣田紗莉渚・高木由麻奈・高柳明音・日高優月・古川愛李・古畑奈和・山田みずほ・山田菜々

見返してみると、ところどころ卒業メンバーがいたりするのがなんだかエモいもんだったりする。
そういや山田菜々さんもSKE48と兼任してたなぁ…。
ところがこの山田菜々さん、直前に休演することとなる。
で、代わりに出演したのが、
神門沙樹さん。

おかげさまで神門さんの魅力を発見し、再確認することが出来ました。
すらっとした姿勢、魅力的なほほえみ、ちょっと毒のあるMC、
これを生で見るってのはなかなかたまらないもんです。
以来、神門さんに再び注目するようになりました。

握手も、結局おそらくは、みちゃと杏実ちゃんに次いで3番目に多く行っていると思います。
毎回1枚はとる、みたいな感じのメンバーでした。
楽しかったんです。笑顔で迎えてもらえるし、予想以上に会話は弾む。
行って損しないメンバーだと自信を持って言えました。
ここだけの話ですが、もう宮前とは握手しない!握手会は神門ちゃんしか券取らねえ!なんて血迷った時期もありました←

コケティッシュでの選抜入りも嬉しかったなぁ。
念願のMステに出られた!と握手会でニコニコ語ってくれた神門ちゃんの笑顔が、印象的でした。
当時ドラフト1期生野中では、下位指名の惣田ちゃんが一番勢いがあった。
そんな中で負けじと喰らいついて選抜で頑張っていた姿は本当に輝いていたと思います。

一方で惣田ちゃんは神門ちゃんをライバル視していたという話も素敵。
SKEのドラフト1期生のエピソードを聞くと、立ちはだかる壁も高く、喧嘩も多く、でも絆は深かったんだなぁということが良くわかります。

面白いもんで、島根ローカルのニュースによく取り上げあられたりしてました。
動画サイトに上がっているのをちらっと見たのですが、「ドラフト候補生になった」「SKEに指名された」「選抜に入った」が夕方のニュースになる。島根~名古屋間の飛行機が定期就航するというニュースが流れれば、名古屋で活躍する神門ちゃんに会いに行こうなんて特集も組まれる。
神門ちゃんが島根を背負って頑張っていたってのがよくわかると思います。



2015年8月初旬の握手会。
このあたりから神門ちゃんやその周囲の様子が変わった、との話を聞くようになる。

「元気がない」
「握手対応がひどすぎる」
「モバメが来ない」
「ぐぐたすからも消えた」

正直、8/9に握手した自分は鈍感すぎてそういう変化に気付かなかったし、仮にそういった変化の指摘が事実だとしても何がそうさせたのかは本人のみぞ知るところである。

ただしこのころから悪意のある書き込みを多く見るようになったのも事実。
具体的な問題点の指摘ならまだしも、人格の否定、感情論、根も葉もないうわさすらある。
目も当てられない。
こういう問題は別に神門ちゃんに限った話ではなく、最近なんかも辻のぞみちゃんとか、欅坂の辞退しちゃった子みたいなヲタク外に伝播しちゃって収まりがつかなくなった例もあるのだが。
ただ仮にそういう声が神門ちゃんに「自分はアイドルとしての適性がないんだ」と思わせたのだとしたら…と考えると怒りがわき出てしまう。

そして今日の卒業公演のお話。

やっぱり一番印象深かったのはセレモニーでの「残念少女」というチョイス。
本人が一度やってみたかったって言ってたなぁ、なんて話が流れてきて少し安堵したものの、やっぱりなぜか歌詞と照らし合わせていろいろと勘ぐってしまう。

7周年のドラフト1期生Tシャツで、「綺麗な花には棘がある」と自らを表現した神門さん。
そんな彼女の歌う「あどけないフリしてればナイフだって隠し持てる」という歌詞。
そして「ほっといてよ、うざいんだよ、どうだっていいじゃない、私のことなんて」という間奏のセリフがなぜか心にズシンと響く。

なんだろう、勝手に清楚キャラだの、王道のアイドルだの思い込んで、自分を理解してくれないままいろいろと文句を言ったり説教したりするアンチや勘違いに対するメッセージにしか聞こえてこない。そして最終的に、「何が本心かわからない残念少女」たる私が、自分探しの為に卒業する、みたいな。

勝手な解釈でしかないですが、
そんな解釈をしたくなるほど意味深な選曲だなぁと感じるわけであります。

不特定多数の参加する握手会には参加せず、
自分を尊重して応援してくれているファンの前で、毅然と語り、
自分を完全に理解してくれているメンバーの前で、泣きながら感謝の意を語る。

そして、「これからは自分探しをする、探さないでね。」と明確な夢を持たずして消えてしまう辞め方…

うん、いや、これ以上無駄に深読みするのはやめにします。
今更何を言ったって代わるようなものでもない。
まして、まだ活動を続けてほしいな…って思うのも、結局ヲタクのエゴでしかない。

「SKE48として2年間濃い生活を送れた、悔いはない」
「支えてくださった皆さん関わってくださった全ての皆さんに感謝してまた新たな記念日になったと思う」

きっとこれだけで十分なはずなんです。
清々しい表情でした。
アイドルとして出来ることは全部やったっていう感じの表情でしたもん。

飄々と女神は2年間の活動にピリオドを打ちました。
まさに前のめりに走っていったという感じです。
寂しさはありますが、私も気持ちに踏ん切りをつけないとですね。
本当にお疲れ様でした。
そしてご卒業おめでとうございます。



思えば、今月は旧暦上の神無月。
全国の八百万の神が出雲に集結し、人々の縁に関する相談をされる時期だそうです。

神門沙樹さんがこれから先、良い御神縁に恵まれるようただただ祈りながら、筆を置くこととします。

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